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2008年06月13日

イランと米国の対立は「まやかし」

 オーストラリア最大手の資源会社ウッドサイド社は、中国の石油会社ペトロチャイナと、中国の江蘇省、河北省の唐山、遼寧省の大連に、巨大・液化石油ガスの供給基地を建設する事で合意した。

一見、米国に遅れオーストラリアが中国ビジネスに参戦した、とも見えるが、この3ヵ所の巨大ガス供給基地には、イランのガスが提供・備蓄される事になる。

 このガス供給基地の建設には、中央アジアのタジキスタンのビジネスマン達が、米軍の軍人等と共に、イラン・ガス提供の仲介に関与している。

中央アジアのウズベキスタン、カザフスタン等の国々がトルキスタン系の人種である事に対し、タジキスタンだけがイラン系の人種であり、やや周辺国から「村八分」傾向にある点を正確に見取った中国政府が、中国への反旗を翻す潜在力のある中央アジア諸国の中で孤立気味のタジキスタンを味方に付ける形で、イランへの仲介のパイプ役に選んだ。

タジキスタンは、この地域全体に駐留する米軍の訓練施設を引き受けている国であり、中国が単独でタジキスタンと交渉する事は米軍の足場を中国が「掘り崩す」事になる。あくまでビジネス・ベースで米軍を「噛ませる」事で、今回の契約成立に至った形になる。

 イランと米軍の対立、アジアにおける米国と中国の対立、といった「形式的な図式」が、「真相を見えなくさせるための煙幕」である事が、証明された。
posted by 00 at 01:47 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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