メールマガジン版オルタナティブ通信より
ロシアのプーチン政権を批判し続けてきた政治活動家=アレクセイ・ナワリヌイが、2月16日、酷寒の地=北極圏ヤマノにある刑務所内で、まだ47歳の若さでありながら、死亡した。
プーチンによる暗殺ではないかとの推測が飛び交い、プーチンへの非難が噴出している。
ナワリヌイの死は、プーチンへの非難を拡大させ、ウクライナ戦争でのロシアの立場を悪化させ=ウクライナの立場を強化し、日本等によるウクライナへの軍事支援=アメリカ軍事産業によるウクライナへの兵器大量販売の、「カッコウ」の口実を与えるコマーシャル活動になっている。
例え話から始めると、もしも日本の自民党への的確な批判を繰り返している政治家Aが、ナワリヌイのように政権与党=自民党・政府によって「国家反逆罪」で逮捕され、懲役77年の刑を科されたとしたら、日本国民は、どう思うであろうか。
「日本には、政府を批判する言論の自由=民主主義が存在していない、自民党を批判する者は刑務所に入れられる=日本は自民党による独裁国家である」と大部分の日本人は思うであろう。
そして、Aが獄中で死亡すれば、日本国民は「Aは自民党を批判したため獄中で暗殺された、真冬の寒い時期に暖房の無い牢屋で心身を痛めつけられ、死に追いやられた、体調を崩しても医者に診てもらえず=冷酷な扱いを受け、あるいは毒殺された」と考えるであろう。
そうなれば、日本国民の心は自民党から離れ、次回の選挙では自民党への投票を行わなくなり、結果的に自民党は政権を失う。
自民党は自己の政権を維持するためには、Aを逮捕したり、獄中で死亡させたりは決してしない事になる。
つまり、Aが逮捕され獄中に入り、獄死した背後には、自民党への批判を許さない=自民党の政権維持が目的ではない、「別の理由」が存在する事になる。
以上の、自民党をプーチンに置き換え、Aをナワリヌイに置き換えれば、今回の事件の深層が見えてくる。
プーチンが、ナワリヌイを獄中に入れ、死に追い込んだとすれば、そこにはプーチンの政権維持=自己保身「以外」の、何かが存在している事になる。
ナワリヌイを殺す事は、プーチンにとって「不利益」以外の何ものでも無く、次回の選挙でのプーチンの得票を恐ろしく減少させる結果しか招かない。
例え話を続けたい。Aが獄中で死亡した事は、Aの妻にとって、民主主義のために戦い続けた偉大な夫=愛する夫を殺された事になり、妻は悲嘆し泣き崩れ、涙を流し続けた結果、眼はパンパンにハレ上がり、悲壮な表情になる。
しかし、実際には、Aの死亡後、「ワズカ」2時間で、Aの妻はテレビに出演し、泣き続けた結果、眼がハレ上がったようすもなく、時間をかけて化粧を行い=夫の死亡直後の1時間後に悲嘆する事も無く冷静に入念な化粧を行い、ハレバレとした表情でテレビに姿を現し、インタビューを受け、自民党批判を展開し始めた。
夫の死をイタミ、「喪に服する」のであれば黒か灰色の衣裳を身に付け、あるいは公式の場で使用する紺色の衣装を身に付ける「はずである」が、Aの妻は、「なぜか」、ハデなスカイブルーの鮮やかな色のスーツを着て、テレビで語り始める。
しかも、そのインタビューの相手は、日本政府を敵視している北朝鮮の金正恩であった。
日本国民は思うであろう。なぜ、ここで金正恩が出てくるのか。
Aと金正恩は、「何か、関係があるのか」。
金正恩とAの妻は、Aの死亡直後であるにも関わらず、「笑顔で語り合い」、日本政府への批判を激しくマクシ立て、「100%の意見の一致をみる」。
そして、金正恩は、Aの妻に向かい、「今後は、あなたが夫に代わり、日本政府への批判=自民党政権の打倒に尽力してもらいたい、北朝鮮は、あなたを全面的に支持し、支援する」と断言し、番組は放送を終了する。
日本国民は思うであろう。Aとは一体何者であったのか、Aは北朝鮮の代理人として日本政府崩壊のため、自民党批判を繰り返してきたのか。Aが日本政府を的確に批判する際に使用してきた的確な情報源は、北朝鮮のスパイ組織ではなかったのか。
Aの家族と、金正恩は、「なぜ、これ程、仲が良く、意見の100%の一致をみているのか」。
以上の、Aをナワリヌイに置き換え、日本の敵国=北朝鮮・金正恩を、ロシアの敵国=アメリカ・その副大統領のカマラ・ハリスに置き換えると、事態の深層が見えてくる。
ナワリヌイの死後2時間で、ナワリヌイの妻はテレビに出演し、泣きはらした眼もせず、スカイブルーの「鮮やかな」スーツを着、ロシアの敵国=アメリカの副大統領のカマラ・ハリスとの「笑顔での、単独インタビュー」を行い、カマラ・ハリスと「共に」、プーチンへの壮絶な非難を繰り返し、
カマラ・ハリスは、今後「も」、あなたの夫の遺志を引き継ぎプーチン打倒の政治活動を行う、妻の、あなたにアメリカ政府は全面的な支援を行う、と断言し、テレビ放送は終了している。
ナワリヌイの死後2時間で、多忙なはずのアメリカ副大統領のカマラ・ハリスが、ナワリヌイの妻への単独インタビューをテレビで行うなど、あまりにも「段取りが、でき過ぎている」。
あらかじめ、数か月前から準備しておかなければ、カマラ・ハリスが自分のスケジュールを空け、ナワリヌイの妻の元に「飛んできて」、単独インタビューをテレビ放送するなど、不可能である。
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