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2023年09月05日

福島原発事故の「処理水」をめぐる、中国による「日本製食品の輸入禁止」の隠れた、戦略的意図

 米国国防総省・ペンタゴンが発表した最新版とも言える「中国の軍事力・2022年版」には、「あくまで台湾をターゲットにしている」としながら、中国が近い将来、選択するであろう軍事行動を以下のように分析している。


1、中国軍サイバー部隊を使った、敵国のコンピューターネットワークへの攻撃により、軍・官僚・政府組織の指揮命令系統をカク乱し、社会に混乱を引き起こす。

2、敵国に潜入した特殊部隊による、サボタージュ扇動・デマ情報の流布によるカク乱戦術。

3、ミサイル、敵国に潜入した特殊部隊による航空基地、レーダー、通信基地への単発的攻撃の繰り返し。


 興味深いことに、ペンタゴンは中国がウクライナ、ロシアから調達した巡洋艦、旧式の航空母艦、新規に建造した3隻の新型空母による本格的軍事行動を、中国共産党政府の「メンツ」に関わる台湾問題においてさえ、採用しないと分析している事である。

この分析は、おそらく正しいが、ペンタゴンは中国の軍事行動について、その戦力を「軽く」見る傾向がある。

ここには、「日本と中国との間で紛争誘発する目的で、ノーガード戦法を採用する、意図的な、無用心さ=米軍が不用心な今が、攻撃のチャンスだ」と、中国軍に判断させ、戦争を開始させる意図が明確に見て取れる。

そして中国と言う「大国」の正規軍の行動が、ほとんど、アルカイダ等の「テロ組織」の行動様式と同一の、

小規模な「カク乱、騒動」誘発になってきている事、それが軍事行動の「スタンダード」になりつつある事が分かる。

今回の福島原発事故の「処理水」をめぐる、中国による「日本製食品の輸入禁止」も、こうした対日本への心理的「カク乱」戦術の一つであり、それに激怒し、カッとなっている日本人は、見事に敵の戦略に引っかかっている。

posted by 00 at 13:21 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする