綿花とアヘン=ヘロインは、こうした関係にある農産物である。アヘンではなく綿花を生産する農業経営者は、数百万円の農産物を作らず、数万円の農産物を作る「馬鹿」だと言う事になる。貧しい国の農民であればある程、アヘンを生産し、貧困から脱出したいと考える事は当然である。しかし、余り大々的に生産すると、警察等の摘発を受ける。そのため、広大な綿花畑の間に、隠すようにしてアヘン=ケシ栽培畑を作る。
綿花の生産=流通ルートとは、そのまま、ヘロインの生産=流通ルートである。
世界最大のヘロイン販売業者は、米国ブッシュ大統領一族であり、親子に渡り大統領となったブッシュ一族の富は、麻薬売買で形成されて来た。米国のCIA本部は、諜報関係者の間では通称ジョージ・ブッシュ・センターと呼ばれるが、ブッシュの麻薬販売企業がCIAそのものである。
CIAは諜報組織ではない。CIAは麻薬販売企業であり、その売り上げで、情報、武器等を購入し、米国に敵対する国を攻撃するテロ組織=傭兵組織を雇っている。CIAの活動費用、武器購入費用の中身は、ヘロイン販売の利益である。
綿花の流通ルートは、ヘロインの流通ルートであり、CIAの活動ルートである。
現在、世界最大のヘロイン生産地帯であるアフガニスタン。そこに隣接するカザフスタン、ウズベキスタンといった地域は、かつて、旧ソ連(ロシア)最大の綿花(ヘロイン)生産地帯であった。それは、現在も変わっていない。
麻薬王ブッシュのボス=ロックフェラーの経営する農産物商社=多国籍企業カーギルの国際部長レオナード・オルダソンは、「過去30年以上にわたり、ソ連・ロシアは、カーギル最大の取引相手であった」と語っている。
旧ソ連の綿花(ヘロイン)の、65%を生産して来たウズベキスタンの綿花(ヘロイン)を独占取り引きして来たのが、このカーギルであった。
共産主義ソ連と激しく対立していた米国の中枢ロックフェラーが、ソ連の農産物(ヘロイン)販売を引き受け、共産主義ソ連の「経済を支えて来た」。現在、米国と「激しく対立する」イラン、北朝鮮の経済を、米国が支えている事と、構図は同一である。
なぜ穀物商社カーギルが、「敵国ソ連」との取引を、米国政府に「許可」され、見逃されて来たのか。
「ビジネス」のため、カーギル等の商社には、ソ連内部の原油、食糧、軍需物資の生産状況を正確に把握する「情報収集活動」が不可欠であった。そして、食糧、エネルギー、軍需物資が無ければ軍隊は動けず、戦闘能力を失う。「平和的取引の名前の下」に敵国に入り込むカーギル等の商社は、「敵国ソ連」の内情、戦闘能力を調査する米軍直結、大統領直結の、情報収集(スパイ)組織であった。
カーギルの正体は、CIA、米軍直属の諜報組織である。スパイ組織が、わざわざ「スパイ組織」と書いた看板を掲げ、組織運営を行う事は無い。「看板」は「貿易商社」である。
米国次期大統領候補ライス国務長官の所属する、アメリカ・カザフスタン貿易協会での、ライスの仕事仲間リチャード・グリフィンは、カザフスタンの麻薬マフィアとして有名であるが、アメリカ・カザフスタン貿易協会の推進する「農産物輸出振興」の「農産物」とは、もちろんヘロインである。
ライスを政治家として育てた恩師ブレント・スコウクロフト(父ブッシュ大統領の大統領補佐官)は、ヘンリー・キッシンジャーの弟子であり、現在、スコウクロフトはキッシンジャー・アソシエイツ社の重役である。キッシンジャーのボスが、カーギルの経営者ロックフェラーである(拙稿「ヘンリー・キッシンジャー坊や」を参照)。
現在、カザフスタン最大の綿花(ヘロイン)輸出商社デン社の最大取引相手は、カーギルである。
米国テキサス州ガルベストン港は、カーギルの綿花(ヘロイン)輸出拠点であるが、中国の輸入する綿花(ヘロイン)の25%が、カーギルからの物である。
デン社=カーギルのガルベストン=中国、このルートが、米国諜報機関の資金ルートであり、また情報ルートの1つである。
この米国と中国を結ぶヘロインの道が、米国=中国のアンダーグランドな諜報の道であり、中国の意向を受け、米国議会が従軍慰安婦問題で日本を非難決議した際のルートである。今後、米国、中国が連携し、日本を袋小路に追い込んで行く、このルートの監視を継続しなくてはならない。

